収入源が1択は危険な時代がやってくる。 起業を疑似体験しておこう。

キャリアデザイン

ブログご訪問ありがとうございます。

昨日、激動の21世紀後半を生きる予定の20代若者へ

で下記のように書きました。

投資に「卵は一つのカゴに盛るな!」という格言がありますが

今後は仕事も1択のリスクをとらず、複数収入を確保することがより安全という社会になっていくでしょう。

それはわかっているけれど具体的にどうするの?という若い方へ向けて今日は書いてみたいと思います。

☆ 起業の厳しさ

☆ 資金リスクが少ないものにトライする

☆ 起業やプロジェクトを手伝って、体感する

☆ 疑似体験

☆ 起業の厳しさ

起業を目指すことはとても良いことだと思いますし、

最終的には自分の好きな仕事で食べていくために起業することになる方も多いでしょう。

ですが、いきなり起業をめざしても失敗する場合がほとんどである事実を知りましょう。

毎年あまたの法人・個人事業主が生まれますが、3年で9割が倒産するといわれています。

特に、「勢い」だけで突っ走ろうという類や、

会社が嫌で仕事を辞めたのに、それを起業を理由にしてしまうケースは、私の周りでもあまり成功例を見ません。

また、SOHOで十分な職種なのに、都心に立派なオフィスを契約する見栄っ張りなタイプも厳しいです。

起業は素晴らしいことですが、十分な理解と準備も必要です。

それに、起業一択というのも、サラリーマン収入一択のリスクと変わりありません。

本日は収入源が1択のリスクをとらず、複数収入を確保することがより安全という考えを前提としていますので、

会社をやめていきなりの起業はおすすめできません。

反対に、若い方は起業だなんて自分には絶対に無理だ!と思っている方が多いでしょう。

でもね、今のあなたには無理だと感じるかもしれませんが、10年後のあなたには可能かもしれませんよ?

20代で様々な準備と経験をして、ベストなタイミングで起業を考えるというのは、

本日のテーマである「収入源1択の危険性」を回避する手段となることを頭の片隅に残しておいてください。

☆ 資金リスクが少ないものにトライする

収入源を複数持つために、最も現実的なのは、今の仕事を続け収入源を確保しながら副業をするということでしょう。

サラリーマンの週末副業などについては多くの方が語っておられますね。

数時間のアルバイトや、セールスライティングやランサーズでのような歩合制のお仕事などは、

時間のやりくりさえできれば可能です。

できれば、何か自分のスキルが訓練できたり、一定分野の業務を経験できるなど、将来の起業につながるような視点で選ぶことができれば、

アルバイトであっても単なる時間の切り売りとは違ってくると思います。

ミニ起業であれば、

アフィリエイトや、アマゾン輸出入、などなど初期費用をあまりかけずにトライできるものがあります。

ネット上のビジネスはこれからも広がっていくでしょうから、

適応力のある若い方は、一定期間自分で集中してがんばってみる事をお勧めします。

ただし、初回のミニ起業に資金はかけてはいけません。

高額な教材やセミナー、初期投資を必要とするものは、2つ目の副業にまわして、

まずは金銭的リスクの少ないものを経験してみましょう。

(注:20代の方向けに書いています。分別のある40代以降の方は高額教材・セミナーのよしあしをご自分でご判断できるものと理解しております)

ゼロからスタートして、ある程度のビジネスの形を体験するのは、20代であればたいへん有効だと思います。

☆ 起業やプロジェクトを手伝って、体感する

さて、上記2つ、起業とサラリーマン副業というごく当たり前のお話をしてしまいました。

もう一つ、余所ではあまり議論されていない提案として、

起業やプロジェクトを手伝うという選択肢があります。

例えば、

近所でラーメン屋さんがオープンするとします。

普通はオープンした後のアルバイトに応募すると思いますが、

内装工事中の時点でもしくはそれ以前に、オーナーにオープンまでのスタッフとして雇ってもらうのです。

お店のオープン前には、膨大で煩雑な作業がありますし、

オーナーは若干の不安を抱えながら超多忙な日々を送っています。

そんな時に「お店をどうやって開店運営するのか興味があります。オープンまで雑用係でバイトさせてください。」という若者が現れれば興味をもってくれるはずです。

残念ながら高いバイト料は難しいと思いますが、研修だと思って一通りのビジネスの流れを知ることは非常に面白いと思いますよ。

保健所への申告、バイトの募集広告、機材リースの契約、内装工事の相場と期間などなど、知らないことを経験できるでしょう。

期間が短いという点でも、少ないバイト料に対して、経験という見返りが大きいと思います。

また、最近民泊やシェアハウスが増えています。

それらをオープンする際にアルバイトを申し出てみてはどうですか?

実際には家具の設置やウェブサイト作成の手伝いなどになるでしょうが、オーナーがどのように物件を契約して、価格設定・宣伝をし、部屋を作り上げていくのか。

顧客との契約はどのようになっているのか。

本やネット上では語られていないビジネスの実際の流れを経験できます

事実、私は民泊物件の運営の準備にごく短期間の人出が必要で、知人に手伝ってもらいました。

若い方がバイトしてくれて、「一通りの民泊ビジネスの流れを知りたい」と申し出てくれれば、喜んで様々な実務の状況をみせてあげることができたと思います。

また、アパート経営を準備している人がいれば、それも体感してみてはどうでしょう。

物件の探し方、アパート建築、銀行とのローン交渉(個人の住宅ローンとは異なります)、家賃設定、不動産屋の動かし方、他の物件との差別化・・・

これもまた一つのビジネスですし、家賃収入は複数収入の一つとして堅実なチョイスです。

今、頭金も貯金もない若者は実際に不動産を買えませんが、不動産経営をする方のビジネス確立の流れを体感できればかなり貴重な経験です。

もしそのアパートがあなた(例えば20代独身サラリーマン)をターゲットにしているとすれば、大家さんはあなたの世代が好きな壁紙や間取り、設備をアドバイスしてほしいと思っているかもしれませんよ?

物件完成までの雑用はたくさんありますから、事情を話せば快諾してくださる方もいるはずです。

このように、何か身近でビジネスを立ち上げようとしている人に気づけば、

起業の流れを体感するチャンスだと思って、お声がけしてみてはどうでしょう。

期間が区切られている、短期間ですむというのも、とても気が楽ではないですか?

もう少し本気で起業を想定している方は、

すでに安定した企業が別のビジネスを新たに起業する際や、プロジェクトを起こす際に関わってみる事をお勧めします。

先ほど企業の9割が創業3年で倒産するというお話をしましたが、

5年10年と生き残っている企業も存在するわけです。

優秀な若い起業家の方は、一つのビジネスを軌道にのせると、また新しいことを始めます。

商売とは、放物線を描くよう徐々に盛り上がってピークを迎え、少しずつ衰退していきます。

企業・経営者はいくつもの商品・商売・プロジェクトなどを投げ続けているので、企業が存続していくのですね。

生き残って元気な企業は、時代にそぐうビジネスを新たに起こし続けています。

そこで成功モデルを体感できるというのは素晴らしい事だと思います。

大企業に勤めている方は、社内起業・社内プロジェクトというものがあると思いますので、状況が許せば参加を検討してみてはいかがですか?

それ以外の方は、どこでこういった情報を得るのかわからないかもしれません。

が、これもアンテナを張っていれば見つかります。

クローズのネットサロンでもこういった体験ができる場所もあります。

次に何か事業を準備しているという方に、直接連絡してみるという手もありますし。

やってみようかな、と思えば色々な道が見えてくると思いますよ。

☆ 疑似体験

上記のように、他人の起業を手伝って一通り体験するというのはよい勉強になります。

ただし、若いうちです。

ちょっと勇気をだして行動してみてはどうでしょうか。

でもそこまでの勇気がない、行動力がない、という若い方は

ネット上に膨大にあるブログやホームページなどの中から、「起業日記」を探して読んでみてください。

疑似体験でよいのです。

日本で起業する人は、かなり行動力がある方が多いです。ですので、そういう方にどんどん行動して頂いて、あなたはそれを体験したかのように感じていればいいわけです。

人は、一度行動して状況がわかれば恐怖心もなくなってきます。

いくつかこんな疑似体験をしてみて、脳内妄想で訓練してから、

数週間だけの起業準備を実際に手伝ってみたり、初期費用の少ない副業をミニ起業してみてください。

20代のうちに、一日1時間でもいいので、ぜひこういった発想を鍛える時間を創出しましょう。

今は収入源が1択でも問題ないですが、20代の皆さんが中高年になるころには、収入源は複数あるほうが絶対いいです。

ところが、40歳になってから突然起業はできません。副業も後がなければ失敗する余地もありません。

ですから、今から収入源を複数つくるための経験をしておきましょう。

人間、慣れればある程度の事ができるようになります。

35歳でまとめて1年勉強するよりも、

頭が柔らかいより若いうちに、ちょっとずつ体験を重ねていってください。

年の離れた弟妹達へ、21世紀中後半になっても楽しく仕事ができますように。

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