ブログご訪問ありがとうございます。Amyです。
昨日、海外で成功できる おすすめの職業6つ をご紹介しました。
その中でも一押しなのが、すし職人です!
が、これは10年後にも同じように成功するわけではありません。
今だからこそ、波に乗れるベストのタイミングなのです。
物事にはタイミングというものがあります。今日はこのことについてお話します。
☆ 物事にはタイミングがある
☆ 若手すし職人と熟練フレンチシェフのモメンタム
☆ 転職・退職のタイミング
☆ 運がいいとはタイミングがいいこと
☆ 物事にはタイミングがある
物事にはタイミングというものがあります。
売り時、旬、モメンタム、食べごろなどなど類似の表現はたくさんあります。
果実は熟した食べごろが一番おいしいです。
熟す前は、すっぱくて実も硬く甘みもありません。
旬をすぎたタケノコはトウが立ってスジだらけの食感になります。
若筍の苦みこそ絶妙の美味しさで、育ちすぎるとその旨味がえぐみに劣化してしまいます。
株や投資商品などは、その価値が高まったところで売れば利益がでます。
皆が一斉に売り始めて価格がさがれば、もう儲ける余地はありません。
サーフィンもいい感じの波が来るまで待ちますよね。
世の中の様々なことにタイミングというものがあるわけですが、
このベストなタイミングに乗ることで、自分の実力以上の結果につなげることができます。
皆さんはこれから多くの人生の転機を経験していくと思います。
就職、転職、引っ越し、結婚、子育て、起業、海外進出、親の介護。。。
人生には自分でコントロールできないものもたくさん起こりますが、
それでもいくつか自分が転機の時期を選べることもあります。そんな時は必ずそのタイミングというものをよく考えましょう。
特に就職、転職、結婚、起業などは自分である程度時期を選べます。
それをベストのタイミング、モメンタムで行うことで、まるで波に運ばれて楽に沖へ出るように、自分の本来の実力以上によい結果につなげることができます。
いつ辞めるか、いつ始めるか、タイミングは必ず吟味しましょう。
☆ 若手すし職人と熟練フレンチシェフのモメンタム
昨日、海外でも成功する職業としてすし職人をおすすめしました。
これは、本当のことです。
今のこの和食ブームの状況と、本物の日本食レストランの需要供給の関係をみれば、日本人のすし職人が海外で成功する確率は非常に高いです。
まだ海外に進出する和食料理人は数が少ないですし、外国人が修行する場も多くありません。
このすし職人というポジションは中国人やベトナム人ではなく、「日本人」であることが前提なので海外にはライバルが少ない状態です。
仮に、15年の経験を持ちミシュランの星付きレストランでも働いたことがあるフレンチのシェフ(国籍不問)と、
経験が1年ほどしかない「日本人」の若手すし職人がいたとします。
常識で考えれば、経験があってスキルの高いフレンチシェフの方が就職に有利だと思いませんか?
でも、今の海外主要都市であれば、すでに飽和状態のフレンチレストランよりも、需要と人気が高いのに供給が不十分な「日本人すし職人」がいる和食店の方がずっと流行(はや)るのです。
企業家またはオーナーが新たに開業するなら和食レストランの方が利益が見込めるわけですから、採用される確率が高いのはベテランのフレンチシェフよりも、経験が浅い「日本人」すし職人ということになります。
ここに、修行一年の若者が、熟練15年のベテランより稼げるチャンスが生まれています。
これが30年前の東京でしたら、全く違いますね。
熟練のすし職人があまた活躍する中で、経験の未熟な若いすし職人はたいして稼げません。
が、フランスで修行してきたフレンチシェフであれば、希少性と需要から多くのホテルや一流店からひっぱりだこでしょう。
反対に、20年後2040年ごろのNY(ニューヨーク)だと、もう需要はないかもしれません。
「今」というタイミングだからこそ成功すると言えるのです。
何か物事を起こすときには、自分の状況を俯瞰(ふかん)して、タイミングがどうなのかをしっかり理解しておきましょう。
☆ 転職・退職のタイミング
時々転職の相談をうけます。
数年前、飲食業の若者から旅行業への転職についてアドバイスを求められました。
私は旅行業ではありませんが、頻繁に出張をしていることや懇意にしている旅行業社がいることから、相談してきたのかもしれません。
彼は12月にボーナスをもらったらすぐに退職し、まとまった休みで海外旅行に出かけ、そのあと旅行関係の会社へ転職したいと考えていました。
旅行が好きなのに、飲食業は忙しくてまとまった休みはこの先もほぼもらえません。同じ忙しいのであれば、旅行にかかわる仕事がしたいと思ったそうです。
ここでタイミングという観点から私がアドバイスしたのは下記3点です。
- 飲食業勤務1年を区切りとして退職する(辞めるタイミング)
- 旅行先と旅行時期を有効活用する(旅のタイミング)
- 転職先の繁忙期を避ける(始めるタイミング)
解説していきます。
1.飲食業勤務1年を区切りとして退職する(辞めるタイミング)
彼は4月入社、12月のボーナス後にやめようとしていました。
ですが、私はできれば履歴書に1年勤務と書けるように、3月末以降の退職を勧めました。
理由は2つです。
まず1つ目は経営者としては1つの仕事が1年続かずに辞めた若者に対してどうしても高い評価はできません。ウチも数か月ですぐ辞められちゃうんじゃないかな、と警戒してしまいます。
明確な理由があれば理解もできますが、やはり1年ちゃんとお仕事できるというのは信用の一つとなります。
(ただし、理不尽なパワハラを受けている若者はすぐ行動しましょう。あなたの心身を痛めつけてまで続ける価値のある仕事でしょうか?)
2つ目の理由は、せっかくの飲食業での経験を次の仕事に活かしてほしいからです。
自分の履歴を無駄にしてはいけません。ものの見方を変えれば強みになります。
旅行業でツアーを企画するときに、彼なら「グルメツアー」という得意分野を持つことができるのではないかと思いました。
その際に企画者の経歴として「都内有名レストランに1年勤務」と記載するのと「9か月勤務」というのでは若干説得力が違います。
それに、将来旅行会社でグルメツアーを企画するかもしれない、という観点で飲食業で働くことで、今までとは違う視点でもうひと仕事できるのではないか、と提案しました。
これを聞いて彼はそのレストラングループが団体客を受けるときのメニュー構成や客単価など、今まで全く興味を持っていない内容も一通り勉強しはじめました。素直な子ですね。
今まで調理にしか関わっていませんでしたが、「グルメツアー」というキーワードで飲食業の様々な業務に注目するきっかけになったようです。
2.旅行先と旅行時期を有効活用する(旅のタイミング)
その時点で彼がどのような旅行会社へ転職しようとしているのか知りませんでしたが、
もし目星をつけているのなら、その会社が得意なエリアへ旅して、実体験をアピールするのも一つの手だと提案しました。
あと、旅行時期も絶対に安いオフシーズンに行ったほうがいいわけですから、卒業旅行や春休み旅行が多い3月4月およびゴールデンウィークは避けて、5月末退社6月旅行をおすすめしました。
日本の6月は梅雨でどんよりしていますが、欧州では花が満開の美しい時期です。
もし当初彼が予定していた12月退職の1月旅行だと、NYやパリは極寒。オセアニアは酷暑で微妙、ということになります。
旅のタイミングは大切です。
そしてもう一つ、旅行記をつけて、旅行会社での仕事に役立つような情報を盛り込んだひとつのアーカイブを作成すること勧めました。
今なら、旅ブログやインスタグラムでのマネタイズをお勧めしていたはずです。当時は私も勉強不足でネット&SNSビジネスの詳細を知りませんでした…。
3.転職先の繁忙期を避ける(始めるタイミング)
どんな業界にも忙しい時期、暇な時期があります。
繁忙期に入社すれば、上司や先輩もたいへん仕事が忙しくて、新人にかまっている余裕がありません。
忙しいところに、モタモタした社員がいると人間関係の摩擦も起こりがちです。
少し落ち着いた時期に入社したほうが、仕事は覚えやすいかもしれません。
しかし、反対に人気の高い業種・企業では中途採用の枠はわずかです。
誰かが辞めてしまい、繁忙期直前でどうしても人手がいるタイミングのほうが採用されやすいですね。
それがわかっていれば、その時期にあわせて退職・旅行をずらしたほうが、戦略的です。
当時私は旅行業界のことはそこまで判断できませんでしたので、彼にはもっと自分で希望企業のリサーチをするようにアドバイスし、
実際に旅行業界で働く知人から話を聞ける場をアレンジしました。
自分の考えだけで退職や転職のタイミングを決めてはいけません。
転職面接を受けるときの企業側のタイミングも、大切な要素です。事前にリサーチしてベストタイミングを狙いましょう。
☆ 運がいいとはタイミングがいいこと
成功した方がよく「運が良かった」という表現を使いますが、
これは言い換えれば「タイミングが良かった」ということかも知れません。
運も実力のうちと言われますが、
タイミングもある程度リサーチして戦略的にベストな時を選ぶこともできます。
自分の好きなこと、得意なことを伸ばすこと、その分野で努力することはとても大切ですが、
そこにベストなタイミングが重なれば最高ですね。
自分の強み(好きな事・得意な事)を伸ばす重要性については下記をご参照ください。
皆さんは何か計画していることがありますか?
夢見ていることがありますか?
転職、引っ越し、プロポーズ、起業、いろいろあると思いますが、
自分の都合だけではなく、相手側や自分をとりまく状況をよ~くリサーチしてベストなタイミングで事をおこしましょう!
年の離れた弟妹達へ、あなたの人生の転機がベストタイミングで好転しますように。
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