昨日、「その努力、もしかして無駄?」というタイトルで、自分にあったフィールドで努力を重ねようというお話をしました。
では、自分にあったフィールドとはなにか。キャリアデザインはどのように進めたらよいのか。
本日はこのあたりのお話をします。
目次
☆ キャリア形成に必要な事は?
☆ 自分の強みを知ろう
☆ 強みを生かした仕事をみつける
☆ 特定の欠点を補完する
☆ キャリア形成に必要な事は?
あなたが納得するライフスタイルを実現するためには自分にあったフィールドでキャリア形成するということが重要です。
苦手なフィールドで苦しみながら努力をしても、大成功することはできません。
ぜひ自分にあったフィールドを見つけましょう。
そのために必要なのは「自分の強み」を知ることです。
そのあとやるべきことは2つ。
●「自分の強み」をさらに伸ばす。強化する。
● そのフィールドで成功する為に足りない能力を補う(欠点を克服する)努力をする。
☆ 自分の強みを知ろう
あなたが得意なこと、好きなこと、ストレスなく遂行できることは何ですか?
ノートに書きだしてみてください。
自分が得意な事は長時間取り組んでもあまりストレスがなく、ある程度の結果がでるはずです。
そして、特に好き嫌いは意識していないけれど、まわりから褒められる才能はありませんか?
他者からの評価が高いスキルは、間違いなくあなたの強みです。
例えば、意識していないけれどあなたがいると宴会が盛り上がる(ムードメーカー)とか。
議事録をまとめるのが上手で、あとから誰がみてもわかりやすいとか。
プレゼン資料に載せている画像や写真が非常にセンスがよいとか。
料理はできないけど、盛り付けが凄く上手とか。
飲み会の幹事を安心して任せられるとか。
自分は特に意識せずにやったのに、上司や先輩、お友達、家族から評価されたことはありませんか?
そういった要素も「あなたの強み」として認識しましょう。
☆ 強みを生かした仕事をみつける
いくつか「あなたの強み」がわかってきたら、
それを効果的に使って、どんな仕事ができるかを考えてみましょう。
例えばA子さんがこういった長所をもっているとします。
ー 文章を書くのが好き
ー 旅行が好きで、貧乏旅行だけれどたくさん旅の経験がある
ー 本を読むのが好き
ー 好奇心旺盛
この長所をいかせる仕事は何でしょうか?
リーズナブルな価格に特化した格安旅行・バックパッカー向けのブログ運営はどうでしょう?
自分が旅した場所や、経験したお得な情報(ユースホステルや民泊の利用体験、学割、ペア割り、無料送迎や無料配布物など)を文章に書くことは、A子さんにとっては楽しい作業のはずです。
正社員として働きたいのなら、旅行会社へ就職するのはどうでしょう。お得情報は間違いなくお客様に喜ばれます。
他にも世の中には、旅行をした先で素晴らしい写真をインスタにあげて報酬を得ているプロトラベラーもいます。
とても楽しく仕事できそうです。
ある程度情報を集め、できそうだと思えば、今度はその分野でしっかり努力します。
自分の強みや得意なことを、さらに磨いたり勉強して強化しましょう。
もちろん、足りないスキルや条件は努力して一定レベルに引き上げなくてはいけませんが。
☆ 特定の欠点を補完する
さて、A子さんの例ではまず彼女が得意な要素にフォーカスしました。
自分の長所と短所を書いて棚卸しをすることは、就職活動などでもよく推奨されていると思います。
キャリアデザインの観点からは、欠点を克服することから始めるよりも、
得意なこと、好きなことにフォーカスしてその強化から始めるようにお勧めします。
欠点を克服するのは、あまり楽しい作業ではありません。
不得意なことをがんばって訓練しなくてはいけないので気持ちも沈みます。ウキウキしません。
ですから、まずは自分の才能を強化して、そのあと改善が必要な欠点をあらいだして訓練したほうが効率的なのです。
例えばA子さんがブロガーになるとしたら、いくつもある欠点のなかから「パソコン作業に弱い」「インターネットの仕組みを理解していない」という欠点を選び出し、克服する必要があります。
この場合、「待ち合わせにいつも遅刻してしまう」という欠点は放置しても問題ありません。
A子さんがプロトラベラーになりたいのなら、「写真の撮り方が下手」という欠点を克服し、効果的な写真撮影の方法を練習・習得したり写真加工技術を勉強する必要があります。最初の旅行にいく「お金がない」という問題があれば、集中的にアルバイトで貯金したり、クラウドファンディングで集金するプレゼン力を磨く必要がありますね。
まずは自分の得意な事をみつけましょう。それを強みとして強化しましょう。
そして、自分が活躍するフィールドや仕事、キャリアスタイルを決めるのです。
その時、自分の欠点のなかで何を克服すべきか取捨選択してみてください。欠点をすべて克服するのは不可能です。でも、いくつかの不得意分野や欠点を克服 することはきっと可能です。
「あなたの強み」は何ですか?
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