この記事は、昨日の内容「実家が汚屋敷という悩み」の最終部分をリライトしたものです。
昨日の記事は1万字近い冗長なものになってしまい、せっかく訪問して頂いた読者の方をゲンナリさせてしまいました。失礼しました。
9月15日:実家が汚屋敷という悩み:ゴミマンション片付け壮絶体験談
9月16日:実家が汚屋敷という悩み:「親家片」と高齢者の心情
9月16日(当記事):実家が汚屋敷という悩み:仕事しながら親家片・介護できる? キャリアスイッチON/OFF
☆ 親家片や介護に必要な4つの要素
☆ 仕事しながら親家片・介護できる? キャリアスイッチON/OFF
☆ 親家片や介護に必要な4つの要素
先日、突然入院し、老人ホームへ入居することになった伯母の
ゴミマンションを片づけたお話しをしました。
あなたのご実家が同じような状態に陥ったらどうしますか?
お仕事しながら、親家片や介護ができますか?
散らかり放題の汚屋敷やゴミマンションを片づけるというのは想像以上にたいへんなことです。
こういった問題が起こった時に必要なのは主に下記4点です。
● 経済力
⇒ 幸い私は4-5か月の短期間勝負でしたので、頻繁に帰省する交通費を問題なく払えました。
が、長期化すれば交通費だけでも率直に言って結構な金額です。
また、両親の年金受給額によっては、施設入居、入院、バリアフリー工事などの費用負担が必要な場合があります。
● メンタル
⇒ 老齢の両親の心は不安でいっぱいです。決して子供の要望に素直に応じるばかりではなく、不安からイライラが爆発することもあります。
それを受け止めてあげなくてはいけません。何とか目的達成するためのメンタルの強さが必要です。
また、手伝いもしないのに口出ししてくる身内(兄弟姉妹)は、我々のメンタルにかなり大きなダメージを与えます。
この辺りは、一度話し合っておく必要があるでしょう。
● 問題解決能力
⇒ やる気だけではだめなので、具体的な計画をたてて問題を解決していく能力が必要です。
年老いた両親は、あまり集中してモノを考えることができなくなっていますので、計画遂行の中心は子供である我々しかいません。
親家片をする、汚屋敷を処分する、と一度決めたら
しっかり腹をくくり、計画をたてましょう。
● 仕事を調整できるかどうか
あなたは、仕事を調整して、帰省の時間をつくれるでしょうか。
遠方から電話をしているだけでは、実務は進みません。
週末、連休などを使い、時には仕事を調整して実家へせっせと帰らなくてはいけません。
今のあなたのお仕事の状況で、それが可能でしょうか。
☆ 仕事しながら親家片・介護できる? キャリアスイッチON/OFF
たいていの方は、ご両親や配偶者の介護・看病の問題にいずれ直面すると思います。
その時、あなたはご自分の働き方を問われることになるでしょう。
もし、ブラック企業サラリーマンであれば、休暇をとることさえできないと思うのです。
親の介護のためだけに、今から起業したり転職しろと言っているのではありません。
サラリーマンという仕事スタイルが向いている人も日本人の中にはたくさんいます。
親の介護は一例です。他にもご自身の病気療養や、留学・資格取得・ステップアップのための充電期間、妊娠・出産・子育てなど、
人生には様々なことが想定されます。予想外のことも起こります。
その時、キャリアのスイッチを自分の意思でONにしたりOFFにしたりできたら、理想的だと思いませんか?
だからこそ、20代の方には若い間に「キャリアデザイン」を想定してほしいのです。
40代の同年代の方も、自分に近々おこる状況を想像してください。
キャリアのスイッチON/OFは、下記の記事でも書きました。
20代のうちにキャリアデザインを考え始める、
自分が選んだ業界の知識を徹底的に学ぶ、というのはあなたの中年以降の人生を左右します。
もちろん、ほれ込んだ企業で一生終身雇用という道もあります。
が、どの企業で働いているか、ではなく、どの業界でどのような専門性を持った仕事をしているか、の方がこれからの時代は大事です。
仕事をしている人と、キャリアを持っている人は違いますよ。
自分のキャリアに一本筋の通った道筋をつけ、
20代のうちは徹底して基礎をつくる、学ぶ習慣をつける。
キャリアスイッチのONとOFFをコントロールするために。
何となく仕事をするのではなく、どのような専門性を積み上げていくか
ぜひ一度あなたの「キャリアデザイン」を想定してみてください。
そして、同年代・中高年のみなさん、そろそろ腹をくくって親の介護と自分自身の老後と向き合いましょう。
親家片、親が一日でも若いうちにスタートしたいものです。
兄上姉上&弟妹達へ、人生想定外のことがたくさんおこります。
だからこそ、想定できるものは、腹をくくって準備しておきませんか?
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