こんにちはAmyです。ブログを読んでくださっている方、いつもありがとうございます。
私は若い方達にぜひ海外に出てor海外とつながってキャリアを展開してもらいたいと思っています。
その際、語学を障壁として感じる方がほとんどですが、
それよりも焦点となるのは価値観の違いからくる障壁です。
昨日はこの価値観の違いについてをお話しました。
今日は、若い方にグローバル・キャリアを身近に考えてもらえるように、いくつかの要素をお話します。
☆ 語学はメインディッシュではない
☆ 語学よりも重要! 価値観の違い
☆ 欧米を知る聖書とギリシャ神話
☆ 他人に合わせなくてもよい。あなたが主役
☆ 語学はメインディッシュではない
海外との取引やグローバル・キャリアという言葉を聞いた時に、ほとんどの方が語学の障壁について思い悩むのではないでしょうか。
英語ができないのに、海外進出なんてムリ、と完全に選択肢から外している人がいれば、ぜひ考え直してください。
Google Glassやスマホの自動翻訳機能など、語学という障壁をとりはらう手段が、今ものすごいスピードで技術革新しています。
基礎英語は必要ですが、細かい文法や膨大な英単語については、これらのツールを使って何とでもなる時代がまもなくやってくるでしょう。
語学を理由に、あなたのこれからの人生に大きく関係してくるグローバリゼーションの波から目をそらさないでほしいのです。
冷静に日本の将来を考察した場合、いずれ円の価値が下がり労働人口が減少、移民の本格受け入れとAI労働力の導入、海外への市場開放、仮装通貨の浸透、等々さまざまなことがおこっていくことが予測されます。
もう、グローバリゼーションはどんどん進んでいきますし、
これからの日本を生きる若者には、AI労働力が導入されても淘汰されない仕事・キャリアをぜひ海外レベルで想定して頂きたいのです。
さて、語学というのは、何か仕事をするときの手段でしかありません。
例えていうなら、食事をするときの、お箸やフォーク、ナイフ、スプーンなどの道具でしかないのです。
食事そのものではありません。
私は学生のころ通訳養成所に通っていたことがありますが、そこでも、語学+専門分野を持ちなさい、と常々言われていました。
例えばスポーツ専門の通訳、医療サービス専門の通訳、国際特許専門の通訳、というふうに専門分野の知識と豊富な語彙力・経験がなければ、英語だけしゃべれても仕方がないわけです。
英語、スペイン語、中国語、といった語学はお箸やフォーク・ナイフです。
メインディッシュ(専門分野)がなければ使う機会がありませんね。
グローバル・キャリアというと、英語ペラペラの国際ビジネスマンをイメージしがちですが、そういった方たちは大企業の代表として海外へでるのですからスキルが高くて当然です。
フレンチのフルコースを高級ワインとともに10本近い銀製カトラリーを使ってお食事しているイメージです。
でも、これからはもっと身近なところで、小さなグローバリゼーションが頻発し、進んでいきます。
海外を相手にした、スモールビジネスに誰でもアクセスできるようになってきていますから、
ペラペラでなくても、英語の基礎ができていれば、翻訳ツールを使いながらあなたのメインディッシュを楽しく食べることはできるんです。
お箸一膳で親子丼をたべたり、サランラップにくるんだおにぎりを食べても、おいしいですよね。
語学だけにとらわれる必要は全くありません。
語学のハードルは下がっています。
メインディッシュはあなたが得意なこと、好きなことにしましょう。
これについては下記記事を参考にしてください。
もちろん今の時点で語学が相当レベルできるというのはたいへんなアドバンテージです。東京オリンピックやインバウンド事業の拡大のさなか、語学ができる人は明らかな需要があります。
語学ができる方は、ぜひ自分のメインディッシュを探し当て、語学を強力なツールとして活用してください。
実際、私の世代は自動翻訳も電子辞書もなかったので、語学力がキャリアのたいへん大きな柱となりました。
旅行カバン(語学)があってもなくても、あなたの心に目的地があれば、旅ははじめられます。
☆ 語学よりも重要! 価値観の違い
語学は手段です。
もっと大切な「価値観の違い」というものを意識しましょう。
海外でor 外国人とやっていける、というのは価値観の違いを認識し、受け入れる力があるということです。これは若いうちにこそ、磨けることなんですね。
「価値観の違い」については昨日書きましたので、よろしければ下記を参考にしてください。
日本では
非常に似た価値観をもつ民族が、ほぼ単一で生活してきたため、異文化のギャップというものを体験する機会が少ないです。
それに対して、アメリカや、昨日お話したフランスなどは、様々な宗教や人種・民族、経済状態の人たちが混在しているため、
価値観のギャップ、異文化のギャップだらけです。
自分の常識と違う人たちであふれかえっています。
自分と違う価値観を無理して受け入れる必要はありません。
ただし、価値観が違うという事実を受け入れてください。
違うことは、悪いことではありません。単なる違いでしかありません。
そして価値観が違う結果おこっている不具合には、自分は罪悪感を感じる必要は全くないことも知ってください。
それは、あなたのせいではありません。価値観の誤差のせいです。
始めはびっくりするでしょうが、そのことで思い悩む必要はないのです。
「あ、やっぱり違うんだな。」「へー、こんな風に考えるんだ。」と、
違いを認識して、あとはスル―してください。
価値観の違いで困ることがあれば、淡々と
「私はこういう考え・習慣だから、あなたの○○な行動は困る。嫌だ。」とはっきり言ってみましょう。
多様な価値観が混在する場では、皆、お互いの立場を主張することになれています。
これはケンカではありません。ごく普通の主張ですので、相手に失礼だとか考えなくてもいいのです。
日本だと失礼だから、言わない。察してもらう。という文化ですが、
海外では自分から言わなくては相手は状況を理解することはできません。
明確に主張するほうが、よほど親切です。
☆ 欧米を知るための聖書とギリシャ神話
さて、これから欧米と取引しようかと考えている方へ、
彼らの価値観や根底にある思想を理解するために、「聖書」と「ギリシャ神話」を読んでおくことをお勧めします。
特にヨーロッパの人々は、キリスト教の宗教観が生活の中にも浸透していて、ことあるごとにキリスト教をベースとしたエピソードがでてきます。
彼らのファーストネームもキリスト教の聖人にちなんでいることがほとんどですし。
ある程度知っておくと、彼らを理解する助けとなります。
「ギリシャ神話」はキリスト教が生まれる前からヨーロッパに根付いている物語で、
時々日本のアミニズム思想や、日本の古代神話に似たものもいくつかあります。
特にイザナギ&イザナミのお話と、オルフェウス&エウリュディーケのお話は酷似していますね。不思議。
ギリシャ神話の神々の名前が様々な製品の名前についていたり、
そのエピソードをしっていなければわからないユーモアがあったり、想像以上によく引用されます。
ぜひ、時間をつくって、主要なエピソードだけでも知識として持っておくことをお勧めします。
☆ 他人に合わせなくてもよい。あなたが主役
海外の人たちは幼いころから自分の考えを相手に伝える教育を受けています。
大学の入試も、暗記が重要な日本と異なり、自分で考えて論説したり、小論文をかくケースが多いです。
彼らは自分の意見をどんどん主張するので、純ジャパは黙ってしまいがちですが、単に表現のちがいであると考えましょう。
「彼の頭の中」にあることと「あなたの頭の中」にあることは、どれだけしゃべるかで優劣や質がきまるわけではありません。
外国人の人たちを前に、あまり意見をいえない自分にコンプレックスを感じてしまう日本人は多いですけれど、そんな必要はありません。
あなたにも同じように様々な考え、意見が頭の中にしっかりあるはずです。
アウトプットの仕方が少し違うだけですから、引け目は感じなくてもいいのですよ。
自分が取り組む仕事やライフワークは、自分が得意なもの好きなものを選んでください。
そして、他人に合わせたり、過度の影響を受けることなく、自分がいいなと思うことを突き詰めていってくださいネ。
今、日本人とその文化に世界が注目しています。
日本文化の中で育ったあなたは、その存在だけでも世界で商品価値があります。
あなたの人生の主役はあなた自身です。
今、日本に生まれたという時点で、私たちはある程度のチャンスを手にしています。
そろそろ正社員という働き方にもとらわれなくてよくなってきましたし、少しの資金とネットではじめるスモールビジネスなら手を出しやすいものがたくさんあります。
ネットで何十億人ものひととつながることができるのです。
ぜひ、あなたがやりたい事、やりたくない事、できる事、できない事、などなどを意識して、キャリア&人生をデザインしてみてください。
主役はあなたです。
弟妹達が、勇気をもってグローバル・キャリアの第一歩を踏み出せますように。
応援しています。
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