昨年8月にスタートしたこのブログですが、
みなさんに読んで頂けてとてもうれしいです。ありがとうございます。
10月末からなかなか更新できず、継続の難しさと大切さが身に染みています。
今年もこの場で自分の意見を語っていければと思います。よろしくどうぞ。
本日はバレエ作品『ボレロ』についてお話しします。
10分少々の作品ですので、ぜひご覧ください。
[http://
☆目標達成のあとにはご褒美を
新年ですからみなさん様々な目標をたてているのではないでしょうか。
日本人はけっこう真面目に頑張る方が多いので、目標をたてている方はぜひ同時にご褒美も設定してほしいと思います。
「一人焼肉で好きなだけ食べる」とか、「温泉旅行」、「3連休をとる」、「コンサートへ行く」などなど、ご褒美を意識してがんばるというのは一つの有効なモチベーションとなります。
私も目標を立ててタスクに落とし込んでいくことが大好きなのですが、
今年は目標よりも前に、ご褒美を設定してしまいました。
☆直近のご褒美はパリ・オペラ座でバレエ観劇
早春にまた出張があるのですが、年末にフライトを予約した際、
同時にパリ・オペラ座(バスティーユ)のバレエ公演チケットも予約しました。
年明けから2月半ばまで4つのプロジェクトがありますので、十分がんばってる自分にご褒美です。
パリにはオペラ座が2つあります。
長い歴史を持つオペラ・ガルニエ(シャガールの美しいフラスコ画が有名)は
桟敷席から舞台が見にくいこともあり、主にバレエやコンサートが開催されます。
最高の音響と技術で建設されたオペラ・バスティーユ(フランス革命200周年の1989年にこけらおとし)は
収容人数が多い上に座席が非常によく設計されており、主にオペラが上演されます。
建物が近代的なせいもあるのでしょうか? バスティーユのオペラは演出も現代風のものが圧倒的に多いです。
毎年オペラは3本ほど観るのですが、
今回はバレエ『ボレロ』。実はかなり楽しみにしています。
この作品はあまりに名作すぎて、バレエダンサーも覚悟の上で挑む複雑な事情をはらむ作品です。
愛と哀しみのボレロ【Blu-ray】 [ ロベール・オッセン ] 価格:5,637円 |
☆モーリス・ベジャール振付 バレエ『ボレロ』について
多くの方がラヴェル作曲の『ボレロ』という曲をご存知だと思います。
とてもカッコいい曲ですよね。
この曲に、気鋭のバレエ演出家モーリス・ベジャールが振付をしたのですが、
1979年に天才バレエダンサー ”ジョルジュ・ドン” が踊ったことで不朽の名作となりました。まるで彼のために産まれた作品といえましょう。
舞台作品ではありますが、映画『愛と哀しみのボレロ』で多くの観客に知られることとなり、世界中を席巻した大作です。
私は当時小学生。NHKの動画でジョルジュ・ドンがボレロを踊る姿をみて衝撃を受けたことをよく覚えています。
人の体はこんなにも美しいのか
人間が衣装も言葉もなしに、これだけのことを表現できるのか
もう息を飲む美しさで、ショック状態。
そしてこの時に、男性も美しく見られたいんだなぁということを知り、
同性愛についても何となく存在を認知しました。
実際、ジョルジュ・ドン(ロシア系移民でアルゼンチン生まれ)は、ベジャールの恋人でした。
モーリス・ベジャールが自身のバレエ団を率いてアルゼンチンで公演した際に、ジョルジュ・ドンは感銘を受け16歳で単身ベルギーへ渡ります。
溢れる才能は神と観衆とベジャールに惜しみなく愛され、素晴らしい作品をどんどんと発表していきますが、やはり彼らの名声を不動にしたのはこの『ボレロ』でしょう。
ぜひ観ていただきたい。
あまりにもジョルジュ・ドンのイメージが強すぎ、ソリストへの負荷がかかるため
それほど多くは上演されていません。
シルヴィ・ギエムは有名ですが、なかなか挑戦が難しいようです。
今回観るのはその名もBenjamin Millepieds ベンジャマン・ミルピエ!
千の足という名の男性ダンサーです。
Bolero Benjamin Millepieds 2018
上記、公式HPに少しさわりだけ画像があります。
本当に楽しみです!!!
☆子供の頃に衝撃をうけた芸術ベスト3
うちは両親共働きで、子供の頃に一人でテレビを見る時間も長かったのですが、
その中でも衝撃を受けた芸術作品がいくつかあります。
1番は、ウラディーミル・ホロヴィッツ(ピアニスト)が演奏した『英雄ポロネーズ』(ショパン)
ドラマでもよく使われる有名な曲でしたが、彼が弾くポロネーズは別物で
同じ曲でもピアニストによって全く違うということを初めてしりました。
2番は、スタニスラフ・ブーニン(ピアニスト)が演奏した『革命のエチュード』(ショパン)。
1985年のショパンコンクールでセンセーショナルなデビューを果たしましたが、89年くらいまでが彼の演奏家としてのピークだったような気がします。
芸術家にも普通の人にも、人生のピーク「最高潮」があることを知りました。
当時来日公演にも行きましたが、エネルギーの塊でした。
世間知らずの子供な私は、この頃、ピアニストになろうとして色々迷走したことがあります。今となってはいい思い出・・・。
才能がないことに早く気付いてよかったです。(本当によかったです)
3つ目がジョルジュ・ドンの『ボレロ』でした。
ちなみにフランス語を勉強するきっかけになったのは映画『天井桟敷の人々』。
主人公が恋人の名「Garance」を呼ぶ響きの美しさにやられてしまいました~。
☆まとめ
とにもかくにも、これから2か月かなりハードな仕事をこなしますので
3月のご褒美目指して、健康に気を付けてがんばります。
しつこいようですが、ぜひ一度、ジョルジュ・ドンのボレロを動画でご覧になってみてください☆
皆さま、今年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメント