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以前、独身80歳近い伯母のゴミ屋敷整理&老人ホームへ入居させたお話をしました。
この記事でもかきましたが私はここ数年両親の老後をどうしようかと折に触れ考えてきました。
今日は、そんな気持ちをまとめて書いておきたいと思います。
1.現状と両親の希望
とてもありがたいことに、両親との関係はとても良好です。
熟年離婚の問題もなく、二人は本当に仲がよくてトラブルもなく
子供としては非常に助かっています。
唯一困るのは、実家のモノ屋敷状態。
戦後生まれのモノが捨てられない世代で、2年前まで壮絶なモノ屋敷でした。
伯母のゴミ屋敷おかたづけ事件をきっかけに、二人とも自覚し、
それ以後ずいぶんきれいになってきたと思います。
ただ、どんなに片づけても、現実問題古い木造家屋で段差ばかり。このまま老夫婦が住み続けるのは無理があります。
伯母の件で特養老人ホームの状況はある程度理解した両親。
ふたりは、とにかく私に迷惑をかけたくないのでアルツハイマー病になれば特養なり施設なりにいれてくれ、といっていますが、
施設は二人一緒に入るのが難しく離れて暮らす可能性が大です。
サ高住も色々問題があるようで、不安要素も多いです。税金の無駄遣いに抵抗感もあります。
おそらく本音は実家で二人で暮らしたいと思っていますし、
近所にいるお友達とも離れたくないのでしょう。
私も昔から自分が両親を看るつもりでいたので
せめて1階部分は快適にして、デイサービスや民間の家事サービスを利用して対応するのが理想だと考えています。
2.おおよその方針
実家については、引っ越しや売却など色々と相談しましたが
やはり住み慣れた土地に残り建て替えをしようという方針に決めました。
名義は私に移し、兄弟の相続分は私が買い取り、分割支払いすることで合意しています。
もし将来の介護にもっと費用がかかるようなら、この分割支払い分と私の持ち出しで相殺する可能性も話し合いました。
もめるほどの財産はありませんが、相続後の手続きは極力簡易になるように諸事調整中。
両親他界後は賃貸に出せるように間取りも工夫すべく、ほとんどが私に任されています。
船頭多くして船山に登る、です。
私がほぼすべてを決められるという状況はたいへん楽でありがたい。
世の中には、親に老後や相続の話をすると
「早く死ね、といわれているみたい」と感じる老人も多いようです。
うちはその点ドライで、無駄なトラブルは未然に防ごうという意思があるようで驚くほど協力的です。
建替え前にモノ屋敷をもっと片付け、
地方自治体の補助金などを調査、
建築業者の選定、という流れです。
うまくいけば、の話です。
トラブルはきっとたくさん起こるでしょうね。がんばろ。
3.お金のこと
両親は共働きでしたので、年金で十分生活ができています。
が、色々ありましたので貯蓄は少な目。
建替えの費用がたりず、
私もせっせと建て替え用の貯金をしています。
が、貯金だけでは将来的な介護費用にはたりません。
それをカバーすべく、私はこの夏から自社内で小さな新規事業を始めており
半年後には20万/月の利益を出すつもりで取り組んでいます。
両親に介護が必要となった時、
デイサービスの他にも民間の家事サービス、家政婦サービスを利用するつもりで、
それにはもちろんお金がかかります。
両親の面倒は見ますが、自分ひとりですべてを引き受けたら
私自身がつぶれてしまいますから。
ですので、できるだけ外注に出すつもりで、今から両親にも言い聞かせています。
家事サービスはすでに自分で利用し始めたのですが、
今度「おっさんレンタル」サービスも使ってみる予定。
知人男性が家事(食器洗い、清掃、植木手入れ)に利用して非常によかったそうです。当たりはずれはあるみたいですけど。
お金の問題、やっぱり大きいですね。
はやめに気づいて、取り組むことができ、これもまた私はラッキーだと思います。
実際にその資金がつくれるかどうかは、私の努力・能力・運次第ですね。
4.ちょっと自分の老後も想像(創造)してみる
今の65歳以上の方たちは、きちんと年金がもらえて医療費も1-2割負担、
幸せな世代だと思います。
50~65歳は支給年齢が先延ばしになるでしょうが、
その間ガマンできる貯蓄と持ち家があれば大丈夫かな。
それ以下の年齢は、年金だけで生活できるというのは幻想です。
社会保障や健康保険はおそらく破たんしているか、医療費は6-8割負担まで値上がりしているでしょう。
物価も上昇して、今は500円でカフェできるのが、
スタバやコメダ珈琲でお茶したら1回3000円位になっているでしょう。
プラザ合意の頃の1ドル350円近くまで円の価値がさがれば、
食品自給率の低い日本の生活費は2.5~4倍に跳ね上がります。
日本政府がしっかりとした方針を構築し
AIの労働市場投入とベーシックインカムを実現するのが非常に有効だと感じます。
が、自分のことしか考えていない政治家が天下をとる時代、
やはり自分の将来は自分で守らなくては。
私は事業&副業の多角化と、外貨での収入確保、
そしておばあちゃんになって体が弱っても知力で続けられるビジネスモデルを今必死で考えて試行錯誤、実践しています。
できた収入は両親のために使い、いずれは自分の老後に役立てたいと思うのです。
40からがんばれば、50代は少し楽な気もしますし、
こういう精神・考え方ができることで回避できる問題もあると思うのです。
本当は国が国民の面倒を最後までみてくれるはずなのに。
ゆりかごから墓場まで。
そんな言葉は、21世紀の日本では幻想でしかないのでしょうか。
まじめに頑張ってきた勤勉な人が救われない社会になってしまったのですね。悲しく、くやしいです。
ただ、様々なテクノロジーが生まれる現代、
素晴らしい解決策が見つかる可能性も期待できますね。
20代の弟妹達へ。
皆さんが老後の心配をして今から無理して貯金をする必要はありません。
その貯金は将来ただの紙切れになっている可能性も高いのです。
それよりも、時間とお金を使って良い経験を積みましょう。
多くのことを体験しましょう。
海外旅行をしましょう。世界からみた日本を理解しましょう。
そしてたくさん傷ついてたくさん喜びを味わいましょう。
その経験こそが、中年になって富を生む源になるのです。
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